ブレないからこそ、そのミッションに準じて生みだされる製品やサービスは、世界のどこに行っても通用するのです。
では、なぜミッションが「魅力的な会社」づくりの基本に位置する最重要の要件かというと、それが社員に対する求心力の源となるからです。
つまり、会社のミッションに共鳴する人がその会社に集い、そのミッションに沿った会社の目的や目標を理解し、ミッションが掲げるいくつかのバリューを実現するために、自らの力を発揮しようとするのです。
いうなれば、ミッションとは「××する人、この指とまれ」の「この指」に相当するものだといえるでしょう。
もちろん、指さえ立てていれば、それだけで「魅力的な会社」になるわけではありません。
「××する人」という呼びかけが、人を集め、目的や方向性を示すのです。
まず「ミッションーステートメント」をつくろうこのミッションを簡潔な言葉でいいあらわしたものを「ミッションーステートメント」といいます。
これが、「××する人」という呼びかけの言葉です。
たとえば、アップルーコンピュータの「ipodのR」、ナイキの「シューズ」などは、テレビCMや広告媒体にも記されるので、みなさんもご存じでしょう。
日本のトヨタには「DriveYourDreams」、日産には「ShiftTheFuture」というカッコいいミッションーステートメントがあります。
みなさんの会社には、こうしたミッションーステートメントがあるでしょうか?もしなければ、ぜひつくつてください。
あるいは、つくるよう働きかけてください。
ミッション自体がない会社は、ミッションづくりからはじめましょう。
ミッションーステートメントは、ミッションの内容を的確に表現したもので、社員だけではなくステーターホルダー(株主、顧客、取引先など)とも分かち合えるものでなくてはなりません。
ですから、表現は簡潔に(もちろん、英語でなくてもかまいません)、誰が読んでも聞いても理解できることがポイントです。
社員にとって、仕事の動機づけとなる言葉や目標設定の指標となるような言葉が含まれているとよいでしょう。
とはいえ、ミッションーステートメントづくりは、けっして簡単ではありません。
メーカーではよく、「最高の品質」といった言葉が出てきます。
ですが、商品はハイグレード品からローエンドまでさまざま。
すべてが「最高の品質」ではくくれません。
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